【肩が上がらない】インピンジメント症候群の症状と整体での改善法

ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が、5月13日にインピンジメント症候群のために故障者リストに登録されました。

ここで出てきた「インピンジメント症候群」とは、どういった症状でしょうか？

ここで解説していきます。

…「肩が痛くて腕が上がらない」「洗濯物を干すのがつらい」「夜中に肩の痛みで目が覚める」
そんな症状がある場合、インピンジメント症候群の可能性があります。

インピンジメント症候群とは、肩関節の中で**腱板（けんばん）や滑液包（かつえきほう）**といった組織が、腕を動かすときに肩の骨（肩峰：けんぽう）とこすれて炎症を起こす状態を指します。

特に腕を肩より上にあげたときに痛みが出るのが特徴で、ひどくなると五十肩と間違われることも多い症状です。

ペインフルアークサインとは？

インピンジメント症候群を見分けるために使われるテストのひとつに、ペインフルアークサインという動作確認法があります。

やり方はとてもシンプルです。

1. 腕をゆっくり横から真上に上げていきます（外転動作）。
2. 60〜120度の範囲で痛みが強くなる場合は陽性の可能性が高く、インピンジメント症候群が疑われます。
3. 痛みがこの範囲を超えて消える（例えば120度以上では楽になる）というのが特徴的です。

このテストで痛みがはっきりする場合は、肩の腱や滑液包が骨に挟まって炎症を起こしている可能性が高く、専門的なケアが必要です。

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整体での改善方法

整形外科では消炎鎮痛剤や注射で対処されることが多いですが、根本的な改善には肩関節周辺の動きや姿勢のバランス改善が不可欠です。

整体では、以下のようなアプローチで改善を目指します。

• 肩甲骨と肋骨の動きの調整
  　肩甲骨が硬くなって動きが悪いと、肩関節に負担が集中します。肩甲骨の可動性を高める施術を行います。
• 猫背や巻き肩の矯正
  　姿勢の崩れが肩関節の圧迫を引き起こしているケースも多く、姿勢全体を整えることが再発防止に重要です。
• インナーマッスルの活性化
  　肩を安定させる筋肉（ローテーターカフ）が弱っていると、動作時に関節がズレてしまい、炎症の原因になります。軽いエクササイズや手技で正しい使い方を身体に覚えさせていきます。

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早めの対応が回復のカギ

インピンジメント症候群は、放置すると腱板断裂や四十肩・五十肩に進行するリスクもあります。
「腕をあげると痛い」「夜に肩がうずく」といった症状が出たら、早めのケアをおすすめします。

整体では、一人ひとりの症状の原因を見極めた上で、根本的な動きの改善を行うことができます。

肩の痛みが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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