私たちは、椅子に座るとつい脚を組んでしまうことがあります。では、なぜ人は脚を組むのでしょうか？
それは、「そのほうが楽だから」という理由に尽きます。
楽だと感じるのは、脚を組むことで身体の左右バランスを無意識に調整しているからです。もっと具体的に言えば、「重心を真ん中に戻すため」に脚を組んでいるのです。
◆背骨がまっすぐなら脚は組まなくても平気
たとえば、何も意識せず自然に椅子に座ったとき、背骨が地面に対して垂直になっている人は、身体のバランスが整っており、骨格が本来の機能を果たしている状態です。
このような場合、長時間脚を組まなくても快適に座っていられます。
◆背骨が傾いている人は「脚を組みたくなる」
しかし、身体が歪んでいる人は、座ったときに背骨がまっすぐにならず、左右どちらかに傾いてしまいます。たとえば、背骨が右に傾いている人（＝左のお尻で体重を支えている人）は、右脚を左脚の上に組むことで、背骨を垂直に近づけようとします。逆に、右のお尻に体重がかかる人は、左脚を右脚の上に組みたくなるのです。
これは、無意識のうちに「身体がラクな姿勢＝バランスの取れた状態」を探している証拠です。
◆脚を組み替える理由は「筋肉の疲労」
ずっと同じ姿勢でいると、筋肉が疲れてきます。脚を組んでしばらくすると、だんだん違和感が出てきて、反対側に組み替えたくなります。しかし、歪みがある状態では反対側の姿勢も長続きしません。結果的に、また元の組み方に戻ってしまう……という流れを繰り返しているのです。
◆まとめ：脚を組むクセは身体の歪みのサインかも？
脚を組むこと自体が悪いわけではありませんが、「組まずにいられない」「同じ姿勢で座っていられない」といった状態が日常的にある場合、それは身体の歪みや姿勢のクセが原因かもしれません。
整体や姿勢調整などで、身体のバランスを整えることで、自然と脚を組む頻度も減っていくことが多いです。
「脚を組むクセが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください！
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