お腹が痛くなる腰痛

普通、腰痛だといわゆる背中側の背骨の横に付着している脊柱起立筋もしくは、その深部にある多裂筋に痛みを感じることが一般的です。

屈んだときや、椅子から立ち上がるなどの、｢前後の動き｣で痛みを感じます。

痛みの場所も、腰なので本人も｢腰痛｣と認識できます。

…でも、お腹側に鈍痛を感じる腰痛もあります。

こういう痛みは、内臓に問題があるのかも？と内科を受診したとして色々検査をしたとしても、｢分からない｣とされてしまいます。

では、この痛みは何が原因か？

考えられる原因筋は2つあります。

①腰の奥の筋肉…具体的には、表層にある脊柱起立筋、多裂筋の奥にある腸腰筋に問題がある場合。

この筋肉は、とにかく深層にあり、インナーマッスルと呼ばれています。

背骨(腰椎)の｢前｣に付いています。

なので、腰痛なのですが、原因となっている筋肉が深すぎて、お腹側に｢痛み｣として感じてしまいます。

多いのが、慢性的に腰痛を持っている方に起こります。

痛みが起こるパターンとして、最初は表層の筋肉が痛みの原因筋ですが、時間が経過してくると、痛みの原因筋は深い筋肉になります。

順序としては、脊柱起立筋→多裂筋→腸腰筋

と、だんだん深層の筋肉が原因筋となります。

②身体(骨盤)を捻る働きのある筋肉

仕事やスポーツなどて、身体を捻る動作をすることが多いときなど、普通の腰の場所が痛くなる腰痛も当然起こりますが、身体を捻る動作は身体の側面から前の肋骨から骨盤に付着する腹斜筋が痛みを出します。

この場合は｢左右の動き｣での腰痛です。

腹斜筋は、下のほうでは骨盤の前のでっぱり(上前腸骨棘)に集まってきます。

お腹の真ん中よりは横、ちょうど盲腸になる場所あたりに痛みを感じることが多いです。

この場合も、内科を受診しても｢異常なし｣と言われるだけです。

さらに、この腹斜筋は、身体を捻るだけでなく、骨盤に付着しているので、骨盤を捻ってしまう働きもあります。

…このように、腰痛は必ずしも｢腰｣の位置だけでなく、｢お腹｣に痛みを感じる場合もあります。

このような事で、お困りの方はぜひすみれ鍼灸整骨院へお越し下さい！

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