健康な足裏を作るエクササイズ

はじめに

簡単に崩れない家を建てるためには、足場となる基礎がしっかりしていないといけません。

身体の土台となる健康な足裏を作っていくために、４つのエクササイズを紹介します。

<エクササイズ前>

まず、立ってみて下さい。

この時の、足裏が床についている形、面積をただ感じます。

エクササイズの終了後にどう変化するか、この感覚を覚えておいてください。

足裏の３点に均等に体重が乗ると、「母趾球・小趾球(横アーチ)」「母趾球・踵(内側縦アーチ)」「小趾球・踵(外側縦アーチ)」という３つのアーチが生まれます。

正しい立ち方と、足裏の３点を導くためには、５本の指が正しい骨の配列に沿っていることが大切です。

①足指を使って握手

椅子に座って、足を組み「足の指」で「手の指」を握ります。

※手の指で足の指を握るのではない

上半身は坐骨の上にまっすぐ乗るような姿勢で行います。

足首の角度を出来るだけ直角にします。

・ポイント

足の指は５本ともまんべんなく力が入っていますか？

最初は無理でも(特に小指に力が入りにくいです)、繰り返しエクササイズを行うことで、力が入るようになってきます！

足指で手を握り１０秒、ゆっくり数えます。

５本の指に均等に力が入れば、股関節が反応し、丹田(おへその下あたり)に力が入り、体幹が使えるようになります。

②足首回し

手と足をつないだまま足指と足首の力を抜いて、足首回しを行います。

つま先と反対側にある踵を大きく回す。

前回し１０回

後ろ回し１０回

・ポイント

小指側がしっかり背屈(はいくつ…指を反る)するように、足首の角度が直角になるように押し込みます。

足首を回すときは、くるぶしを中心に回すことを意識します。

→回すときは、くるぶしを中心に踵とつま先はシーソーのように動くようなイメージで。

※足首の捻挫の経験がある方などで回すとゴリゴリ音が鳴る方は、反対の手で踵を下に引っぱりながら小さく回してください。

うまくいくと、足指が強く握れるようになっています。

③足指のストレッチ

・足指を「横に」開く

隣どうしの指を１本ずつ、水かきの根本の関節まで開く意識をもってゆっくり３～５秒ずつ行います。

・足指を「縦に」開く

同様に、１本ずつ縦に開いていきます。３～５秒ずつ行う。

④小指から足指の活性化

足指で手を握った状態で、小指から親指の順番に指を折り曲げていきます。

これは、歩くときに足裏で行われる体重移動を活性化することになります。

こんな風に歩いているとすると…

足裏ではこういう体重移動をしています。

②～③への体重移動は、小指から親指へ移動します。

なので<小指から足指の活性化>は歩くときの体重移動の順番で足指を使うエクササイズです。

…ただでさえ、小指は自分の意思で動かしにくいのに、こんな事出来ないよー

という方は、

反対の手でサポートして行って下さい。(むしろ最初は、この方法で行ってください)

左右の足で１０回ずつおこなう。

<エクササイズ後>

これでもう一度立ってみて下さい。

エクササイズの前より立ちやすくなっていませんか？

姿勢や、重心の位置、足裏の床へのつき方に変化が起こっていることでしょう。

足裏にある身体のバランスに関係するセンサーが活性化し、安定しやすくなります。

足裏は、身体の土台です！

足裏のエクササイズで健康な身体を目指しましょう！！

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