ため息の効能とは？自律神経を整える呼吸の力

日常生活の中で、ふと出る「ため息」。

ネガティブな印象を持たれがちなため息ですが、実は自律神経のバランスを整える、大切な役割を果たしているのをご存知ですか？

ため息には、緊張状態をやわらげ、心身をリセットする効果があります。

特にストレスやプレッシャーを感じているとき、人は無意識に呼吸が浅くなり、交感神経（＝緊張・興奮を司る神経）が優位になります。

そんなときに自然と出るため息は、一時的にその緊張をゆるめ、リラックスモードへと導いてくれる「心身の調整弁」のような存在なのです。

これは、ため息が「深く長い呼吸」であることが関係しています。

深呼吸や腹式呼吸と同様、ため息は副交感神経（＝リラックスや休息を司る神経）を刺激し、自律神経のバランスを整える働きがあるのです。

実際に、呼吸法を取り入れたリラクゼーションや瞑想などでも、この副交感神経を活性化する呼吸が基本となっています。

現代人は、スマホやパソコン作業、通勤のストレスなどにより、無意識に呼吸が浅くなっていることが多く、それが慢性的な疲れや不調、自律神経の乱れにつながっている場合があります。

そのため、「意識して深い呼吸をする」ことが、簡単にできるセルフケアとしてとても重要なのです。

当院でも、自律神経の不調で来院される方には、骨格調整とともに呼吸のしやすい姿勢になっていただけるような施術をさせていただきます。

姿勢を整えることで、横隔膜がしっかり動くようになり、自然と深い呼吸ができるようになります。

ため息は、身体が無意識に「ちょっと休もう」とサインを出している証。

ネガティブにとらえず、うまく活用することで、心と身体に余裕が生まれ、自律神経も整っていきます。

疲れが抜けない、イライラしやすい、眠りが浅い…そんなお悩みがある方は、一度「呼吸」に目を向けてみてはいかがでしょうか？

診療時間

診療時間	月	火	水	木	金	土	日
AM 8:30〜12:30							休
PM16:00〜20:00			休			18:00まで	休

西宮市久保町10-26メガロコープ西宮103
阪神電車 阪神西宮駅から、南へ徒歩約13分