首の前が痛い原因とは？慢性首こりから起こる深刻な症状とは

長時間のデスクワークやスマホの使用で「首こり」に悩まされている方は多いですが、放置すると痛みの場所が変化し、より厄介な症状へ進行することがあります。

特に、首の前側に痛みを感じる場合は、首こりがかなり慢性化しているサインかもしれません。

最初に首こりで痛みが出るのは、首の後ろ側です。

首から肩、背中にかけての僧帽筋、脊柱起立筋、肩甲挙筋といった表層の筋肉が硬くなり、重だるさや痛みを感じます。

この段階では、マッサージやストレッチで一時的に楽になることも多いですが、原因を取り除かなければ再発を繰り返します。

首こりが慢性化してくると、表層の奥にある頭半棘筋や多裂筋といった深層の筋肉まで負担が及びます。

これらは姿勢保持に関わる重要な筋肉で、こり固まると首の可動域が狭くなり、慢性的な痛みが続きます。

さらに悪化すると、首の後ろだけでは支えきれず、前側の筋肉にも負担がかかります。ここで痛みを発するのが「斜角筋」です。

斜角筋は首の前側〜横にかけて位置し、呼吸や首の安定に関わる重要な筋肉ですが、硬くなると首の前側が詰まるような痛みを引き起こします。

加えて、斜角筋の近くには腕や手に向かう神経や血管が通っているため、圧迫されることで手のしびれや冷えなどの症状を伴うこともあります。

このように、首の前が痛い状態は単なる首こりではなく、神経症状に発展する一歩手前の危険信号です。

放置すると日常生活に支障が出るだけでなく、治るまでに時間がかかることもあります。

当院では、首こりや斜角筋の緊張を和らげる施術だけでなく、姿勢や生活習慣の改善まで含めた根本的なケアを行っています。

首の前の痛みや手のしびれでお困りの方は、早めのケアが回復への近道です。お気軽にご相談ください。

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