猫背で声が出ない!? 歌声と姿勢の関係｜プロ歌手も実践する整体アプローチ

「お腹から声を出しましょう！」――声楽やボイストレーニングでよく耳にするアドバイスです。

しかし、どれだけ意識しても思うように声が響かない…。そんな時、原因は“猫背”に潜んでいるかもしれません。

猫背で背中が丸まった姿勢になると、胸が開きづらくなります。

胸は肋骨で囲まれた「胸郭（きょうかく）」で構成されていますが、この胸郭が広がらないと、呼吸量がグッと減ってしまいます。

酸素が足りないまま大きな声を出そうとすると、首の筋肉――胸鎖乳突筋や斜角筋――を総動員して胸郭を上へ持ち上げる“苦肉の策”に走ってしまうのです。

その結果、首の横がガチガチに緊張し、歌い終わる頃には痛みや張りが…。

しかも見た目も、どこか苦しそうな歌い方に見えてしまいます。

当院では、この「猫背ボイス問題」に対し、まず土台となる骨盤から整えます。

骨盤が前後左右に傾くと、背骨は自然と丸まりやすくなります。

逆に骨盤を正しい位置に戻すと、背骨がスッと伸び、胸が自然と開きやすくなります。

胸郭が広がれば、呼吸量も増え、腹式呼吸がしやすくなり、本来の「お腹から響く声」を取り戻せるのです。

声楽家やシンガー、アナウンサー、舞台俳優、カラオケ愛好家まで――声を武器にする方にとって、姿勢は“楽器のメンテナンス”そのもの。

ピアノやギターをチューニングするように、身体のバランスを整えてから歌えば、声の伸びや表現力も格段にアップします。

もしあなたが「最近声が出にくい」「歌っていて首や肩が痛い」と感じているなら、それは声帯の問題ではなく、姿勢のサインかもしれません。

声楽家・シンガー・アナウンサーで声が出にくくてお困りの方、当院へご相談下さい。

猫背を根本から改善し、胸が開く歌声へと導きます。

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