「反り腰」と「スウェイバック(sway-back)」の違いその2

前回、「反り腰」と「スウェイバック(sway-back)」について書かせていただきましたが、今回はその続きです。

一見おなじような「反り腰」に見えて骨格の歪み方や、筋肉が緊張したり弛緩する場所ばぜんぜん違います。

反り腰

<骨格や筋肉の歪み方>

腰椎伸展

骨盤前傾

脊柱起立筋、大腿四頭筋緊張

腹筋、ハムストリング、弛緩している

大腿四頭筋緊張

こんな方に多い

腹筋の弱い人、姿勢良く座ろうと、腰を反らすクセのある人

ヒールをよく履く方

肥満の方

スウェイバック

<骨格や筋肉の歪み方>

胸椎の屈曲が増える

骨盤前方移動

股関節伸展

踵重心

ハムストリングの緊張、腹筋が伸びている

お腹を突き出すように骨盤が前へ移動し、背中は後ろへ移動して、顎を突き出す姿勢。

お腹を突き出すことで、股関節の前にある靭帯がのびてしまっている。

こんな方に多い

運動量の少ない人や、体幹の筋力が低下している人に多い

「反り腰」と「スウェイバック」では、緊張している筋肉や骨盤の状態も異なるので、エクササイズやストレッチを行う時にも注意が必要です。

例えば、「反り腰に効くストレッチ」と言った場合でも、ご自分の反り腰のタイプをしっかり把握して行わないと逆効果になってしまいますのでご注意ください。

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